男の料理の最適解は七輪だった

独身時代の男の料理

いわゆる“男の料理”に夢中になっていた。
生ハムを仕込んだり、スパイスを調合してカレーを作ったり、ウスターソースまで自作してみたり。
思えばあの頃の自分にとって、料理は結果よりも「過程を楽しむこと」がすべてだった。
仕込みに一週間、熟成に一か月。手間も時間も惜しまなかった。
素材が変化していくのを待つ時間さえ、男の料理の一部だったと思う。

変化した男の料理の定義

しかし、結婚して家族と暮らすようになると、料理に求めるものが少し変わった。
自分が楽しむだけではなく、家族も一緒に楽しめる料理であること。
そして、味が美味しく、週末の限られた時間でできること。
この2つが大切になった。

そこでたどり着いたのが「七輪」だった。

炭火をおこすところから楽しく、じんわりと食材が焼けていく時間はまさに“過程を味わう料理”そのもの。
そして、焼き上がった食材の香ばしさと旨みは、ガスや電気では出せない格別の味わいがある。
火を見つめながらゆっくり焼いて、家族と一緒に「これうまいね」と言い合える。
その時間が、まさに自分の考える“男の料理”の完成形だった。

七輪が男の料理の最適解

七輪はバーベキュー(BBQ)とは明確に違う。
BBQはどちらかといえばイベントであり、仲間と集まって盛り上がる非日常。
一方の七輪は、日常の中で楽しむ小さな非日常だ。
炭の量も少なく、準備も片付けも手軽。
狭い庭先やベランダでも静かに火を囲むことができる。
「大がかりではないけれど、ちゃんと火を使う」。
その絶妙な距離感が、男の料理にちょうどいい。

七輪は、料理の“過程”を楽しみたいというこだわりと、
家族と共有できる“食の時間”の両方を満たしてくれる。
今の自分にとって、これほど自然に続けられる男の料理は他にない。

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