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庭七輪の煙と臭い問題。実際どうなの?対策すれば快適に楽しめる!

庭で七輪をやってみたいけど、「煙や臭いが近所迷惑にならないか心配…」
そう思う方は多いと思います。実際、私もマイホームを建てた当初はまったく同じ不安を抱えていました。七輪は炭火焼きならではの香ばしさが魅力ですが、その一方で、脂の多い食材を焼くとどうしても煙が立ち、炭特有のにおいが漂います。

しかし結論から言うと、対策をすれば煙や臭いはかなり抑えられます。
庭での七輪ライフを快適に楽しむには「炭」「食材」「器具」の3つの要素を意識することが大切です。この記事では、実際に庭で七輪を使い続けているれすくんの経験をもとに、煙と臭いの発生原因から、具体的な対策までを紹介します。

目次

煙と臭いの正体

正体は「脂」と「炭の燃え方」にある

まず知っておきたいのは、七輪の煙や臭いは“何から発生しているか”ということ。
七輪を使っているときに出る煙の主な原因は、大きく分けて2つです。
1. 食材の脂が炭に落ちて燃えるとき
2. 炭そのものが不完全燃焼しているとき

特に脂の多い肉類(カルビ、ホルモン、鶏皮など)を焼くと、溶けた脂が炭に落ちて「ジュッ」と音を立て、同時にモクモクと白い煙が立ち上がります。この煙こそ、庭七輪最大の課題。さらにこの煙が風に乗って漂うと、近隣への臭いの原因にもなります。

もうひとつは炭の燃え方です。着火直後の黒炭や安価な木炭は、燃焼が不安定で黒煙を出しやすい傾向にあります。黒煙にはタールや煤が含まれており、服や髪、住宅の外壁などに臭いがつくことも。

対策①:炭を選ぶだけで煙と臭いは激減する

炭の種類を変えるだけでも、煙の出方は大きく変わります。
私がいくつか試した結果、庭七輪でおすすめできるのは以下の2種類です。

白炭(しろずみ)

火力が安定しており、煙や臭いが少ないのが特徴。
一度火がつけば長時間燃焼するため、途中での炭追加も少なくて済みます。価格はやや高めですが、煙対策としては抜群。七輪初心者でも扱いやすい“静かな炭”です。

オガ備長炭(おがびんちょうたん)

おがくずを圧縮成形して作られた備長炭風の炭。火持ちが良く、煙が少なく、しかも価格も比較的手ごろ。
最近はホームセンターでも手に入るため、私もジョイフル本田で常用しています。黒炭よりも断然クリーンで、庭で使うには理想的です。

炭を選ぶ際のポイントは、「黒炭」ではなく「白炭」系を使うこと。
これだけで立ち上がりの黒煙と独特の臭いがほぼなくなります。

対策②:脂の少ない食材を選ぶ

次に大事なのが、食材選び。
焼肉系の食材は脂の量によって煙の発生量がまったく違います。

たとえば私の食材レビューでは、
• 豚カルビ → 煙多め
• 牛ホルモン → 激しい煙+脂の跳ね
• ホタテ、イカ、野菜類 → 煙ほとんどなし

という結果になりました。
脂が多い食材を避けるだけで、庭全体の臭い残りは激減します。

どうしても脂が気になる食材を焼きたい場合は、無煙七輪やスキレットを併用するのが効果的です。無煙七輪は脂が炭に直接落ちない構造になっており、煙の発生を大幅に減らしてくれます。

対策③:無煙七輪を使うという選択

最近では、「煙を抑える構造を持つ七輪」も増えてきました。
代表的なのが無煙七輪。通常の七輪と違い、脂が炭の上に落ちないように受け皿が設けられています。これにより、炭が脂を燃やさないので、煙・臭いの発生が激減します。

実際に使ってみると、煙の量はおおよそ半分以下。
庭で使っても風向き次第で臭いが気になることはありますが、通常の七輪に比べると格段に快適です。
唯一のデメリットは、火の入り方がやや弱いこと。
直接炭火に当てる焼き方に比べると、香ばしさや表面のパリッと感が少し控えめになります。

しかし、「煙を抑えて庭で快適に焼く」ことを重視するなら、無煙七輪は非常に有効な選択肢です。

対策④:風向き・時間帯・環境を工夫する

意外と見落としがちなのが、焼くタイミングと場所の工夫です。
風のある日や湿度の高い日は、煙や臭いが広がりやすくなります。
逆に、湿度が低く風が弱い日は煙が上に抜けてくれるので、臭いが残りにくいです。

おすすめは夕方〜夜。日中よりも風が落ち着く時間帯で、近隣の洗濯物なども取り込まれていることが多い時間。
七輪を置く位置も、風下に住宅や隣家がない場所を選びましょう。庭の隅や塀の内側など、風向きを考えたレイアウトを意識するだけでも、印象が大きく変わります。

対策⑤:片付けと匂い残りケアも忘れずに

煙や臭いは、焼いている最中だけでなく「片付け時」にも発生します。
火消し壺を使って炭を密閉消火することで、燃え残りの煙や臭いを抑えられます。
また、七輪を使い終わった後は、風通しの良い場所でしっかり冷まし、炭カスを取り除くのも重要。

庭の床材(タイルやウッドデッキ)に脂が落ちた場合は、放置すると臭いの原因になります。
使い終わった炭を砕いて消臭剤代わりに撒くと、炭の吸着効果で臭いを抑えられるという裏ワザもあります。

七輪ライフを快適にする工夫のまとめ

対策効果備考
白炭・オガ備長炭を追加宇煙・臭いの減少◎火起こしにやや時間
脂の少ない食材を選ぶ煙を抑える魚介類・野菜が◎
無煙七輪を導入劇的に煙減少火力は少し控えめ
風向き・時間を工夫近隣への配慮夜の時間帯が◎
火消し壺・掃除臭い残り防止翌日まで臭い残らず

まとめ:対策すれば庭七輪は怖くない

庭での七輪は、煙と臭いを気にしてしまいがちですが、
「炭」「食材」「器具」を選べば、ほとんど問題になりません。

もちろん、完全にゼロにするのは難しいものの、
ちょっとした工夫で「快適に・美味しく・気持ちよく」楽しむことができます。

七輪の醍醐味は、火を囲みながらゆっくりとした時間を過ごすこと。
香ばしい炭の香りと、じんわり焼ける音を聞きながら過ごす時間は、
まさに“男の庭時間”そのもの。

これから七輪を始めたい人、煙が心配でためらっていた人も、
ぜひ自分なりの対策を取り入れて、庭七輪のまったりライフを楽しんでみてください。

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