『焼いてるふたり』再現!第1回 健太のスペアリブ

こんにちは、れすくんです。

今回から、漫画『焼いてるふたり』に登場する料理を、実際に七輪で再現していきたいと思います。記念すべき第1回は、スペアリブ。

……といっても、今回はいきなり予定通りにはいきませんでした。まさかの記録的大雨。

庭で七輪を囲むどころか、外に出ることすら難しい天気になってしまい、最終的にはフライパンとノンフライヤーを駆使してスペアリブを焼くことに。

しかも今回は、せっかくなので「玉ねぎを入れると本当に肉は柔らかくなるのか?」という検証までやってみました。

果たして、漫画のスペアリブを七輪で再現することはできたのか。

今回はそんな、ちょっと予定外だらけの第1回です。

『焼いてるふたり』を知ったきっかけ

『焼いてるふたり』を知ったきっかけは、テレビ番組「王様のブランチ」。

番組の中でNON STYLEの井上さんが紹介しているのを見て、なんとなく気になったのが始まりでした。

念願のマイホームを建ててから、我が家では嫁と一緒に自宅でバーベキューを楽しむことも多く、さらに自分自身、転勤をきっかけに週末を家で過ごす時間が増え、いつの間にか、「週末は庭で七輪」という生活に。

そんな自分の生活と『焼いてるふたり』の世界観が妙に重なって、「これ、めちゃくちゃ自分に合ってる漫画なんじゃないか?」と思い、読み始めることにしました。

実際に読んでみると、庭で炭火を囲みながら食べたくなるような料理が次々と登場します。

しかも、どれもなんだか美味しそう。読んでいるうちに、「この料理、実際に七輪で作ってみたい!」と思うようになりました。

そこで『焼いてるふたり』に登場する料理をベースに、自分の七輪スタイルで再現していきたいと思いました。

目次

第1回は「健太のスペアリブ」

最初に再現するのは、浜松への転勤後、健太が千尋と初めて食べたスペアリブ。

記念すべき第1回にふさわしい料理だと思い、まずはここから挑戦してみることにしました。

作中では、千尋が来るのに合わせて健太が事前にスペアリブをタレに漬け込んで準備しています。

この、「誰かと一緒に食べるために、前もって仕込んでおく」というところも、この漫画の好きなところです。

当日に焼くだけの状態にしておいて、あとは二人で炭火を囲んで食べる。こういう休日、めちゃくちゃ憧れます。

玉ねぎで本当に肉は柔らかくなる?

今回、スペアリブを作るにあたって気になったのが、漬け込みに使う玉ねぎです。

漫画では玉ねぎのすりおろしを使ってスペアリブを漬け込んでいました。

玉ねぎには肉を柔らかくする働きがあるとされているので、「それなら、実際に玉ねぎを入れたらどれくらい違うんだろう?」と気になってきました。

さらに、ちょうど家にりんごがありました。りんごにも肉を柔らかくする働きがあるとされているので、「玉ねぎとりんごで違いが出るのかな?」と思ったわけです。

せっかくなら、ただ作るだけでは面白くありません。

そこで今回は、スペアリブを3パターン用意して、実際に食べ比べてみることにしました。

検証3パターン 玉ねぎ/りんご/プレーン

① 玉ねぎすりおろし入り

漫画に登場する方法をベースにしたもの。

② りんごすりおろし入り

玉ねぎの代わりに、りんごを入れたもの。

③ プレーン(玉ねぎ・りんごなし)

何も入れず、基本のタレだけで漬け込んだもの。

同じスペアリブを使って、漬け込み材料だけ変えてみます。

食べたときに違いは分かるのでしょうか?楽しみです。

スペアリブの材料

今回用意した材料はこちら。分量は3パターンそれぞれ4人前に合わせて記載しなおしています。

【基本】
* スペアリブ……8本
* 焼肉のタレ……大さじ5
* ケチャップ……大さじ1
* ニンニクチューブ……お好みで
* 塩・こしょう……適量

【検証3パターン】
それぞれ基本に以下を加える。
①玉ねぎ……1/2個
②りんご……1/2個
③無し

まずは前日仕込み

まずは玉ねぎとりんごを、それぞれすりおろします。

玉ねぎは漫画の再現、りんごは今回の検証用です。

そこにそれぞれのパターンで焼肉のタレ、ケチャップ、ニンニクを加えて混ぜ合わせます。

ジップロックにそれらとスペアリブを入れ、肉全体にしっかり絡むように揉み込みます。

そして冷蔵庫へ。今回は漫画の健太と同じように、焼く前日に仕込んでおきました。

一晩しっかり漬け込んで、翌日は七輪でじっくり焼く。完璧な流れです。

……この時点では。

スペアリブの裏側にひと手間

もう一つ、今回試してみたことがあります。それが、スペアリブの骨側への切れ込み。

スペアリブは骨の周辺に筋や筋膜があるため、焼いていると肉が縮んで骨から外れず、食べにくくなることがあります。

そこで、焼く前にスペアリブの裏側に、骨に沿って切れ込みをひとすじ入れておきます。

骨に沿うように、筋膜に切れ込みを入れるイメージです。

これで焼いたときに筋膜が骨から外れやすいようにいい感じに縮むらしい。

実際に焼いたあと、骨からきれいに肉を外せるのか。こちらも検証します。

前日仕込みをしたのに、まさかのトラブル発生!

そして翌日。まさかの事態が発生しました。記録的大雨で庭で七輪をするのは完全に断念。

せっかく前日から仕込んでおいたのに……。

仕方がないので、今回は家の中で焼いてみることにしました。

フライパンで焼いてみる

スペアリブを並べて焼いていきます。……が、これがなかなか大変。

今回のスペアリブはタレに漬け込んであります。

そのため、フライパンで焼いていると、肉より先に玉ねぎやりんごが焦げてくる。

「これは七輪より難しいぞ……」という感じ。

さらに、七輪で焼くと炭からの輻射熱で肉の周囲からじっくり火を入れられますが、フライパンでは基本的にフライパンが接している面から熱が入ります。

そこで蓋をして、少量の水を入れて軽く蒸し焼きにしてみました。

これなら中まで火が入るだろうと思ったのですが、なかなか火が入らない。

表面は焦げていくのに、肉の中心にはまだ火が入りきらない。うーん、これは困った。

最後はノンフライヤーに助けてもらう

フライパンだけではなかなかうまくいかなかったので、最後はノンフライヤーを使って中まで火を入れることにしました。

フライパンで表面を焼き、最後はノンフライヤーで加熱。

まさか第1回から、七輪 → フライパン → ノンフライヤーという謎のリレーになるとは思いませんでした。

本当は炭火で最後まで焼きたかったところですが、今回はこれで仕方ありません。

なんとか中まで火を入れて、完成です。

骨の裏側に入れた切れ込みはどうだった?

まず確認したかったのが、骨の裏側に入れておいた切れ込みの効果。

これが、思った以上にいい感じでした。

焼き上がったスペアリブを持ってみると、筋膜がいい感じに縮んでいて、骨から肉をきれいに外すことができました。

骨に沿ってひとすじ切れ込みを入れておいたことで、焼いたときに筋膜が縮んで骨からほぼ外れた状態に。

フォークを間に入れるだけで簡単に外れました。

これは今後、スペアリブを焼くときにも使えそうです。今回やってみてよかったポイントでした。

いよいよ3種類を食べ比べ!

さて、今回のメインイベント。3種類を実際に食べ比べてみます。

まずは気になる食感から。正直、かなり意外な結果……ほとんど差がありません。

①玉ねぎ入りが特別柔らかい。

②りんご入りがさらに柔らかい。

③プレーン(玉ねぎもりんごもいれない)は硬い。

……という結果を予想していたのですが、実際に食べてみると、3種類とも普通に柔らかい。

特に、玉ねぎもりんごも入れていないものまで、しっかり柔らかく仕上がっていました。

これは意外でした。

なぜ、何も入れなくても柔らかかったのか?

今回の結果から考えてみると、もしかすると焼肉のタレそのものにも肉を柔らかくする要素があったのではないかと思います。

焼肉のタレの原材料を確認してみると、そこにはりんご果汁やオニオンパウダーの記載がありました。

つまり、「玉ねぎもりんごも入れていない」と思っていたパターンにも、もともと焼肉のタレ由来のりんごや玉ねぎの成分が入っていたわけです。

もちろん、断定することはできませんが、焼き肉のたれに果物や玉ねぎ由来の原料が含まれていたことを考えると、それもスペアリブが柔らかく仕上がった理由の一つだったのかもしれません。

また、今回は一晩しっかり漬け込んでいるので、漬け込み時間そのものの影響もあった可能性があります。

じゃあ、玉ねぎとりんごは入れなくていい?

「じゃあ、玉ねぎもりんごもいらないじゃん」と思うかもしれません。

実際、柔らかさだけを目的にするなら、今回の結果ではわざわざ追加しなくても十分柔らかくて美味しく仕上がりました。

ただ、食べ比べてみると、味には違いがありました。

りんごを加えたものは、りんご由来の甘みが加わって、全体的に少し甘めの味わいに。

玉ねぎを加えたものは、玉ねぎの風味が加わって、焼肉のタレだけとは少し違う、オニオンソテーのような風味を感じました。

なので自分の結論は「肉を柔らかくするためだけなら、焼き肉のタレだけでもいい。でも味付けとしてはアリ」という感じです。

甘めの味が好きならりんご。

玉ねぎの風味を足したいなら玉ねぎ。

逆に、焼肉のタレだけでシンプルに仕上げたいなら、どちらも入れなくても十分美味しい。

そんな使い分けが良さそうです。

まとめ

今回は『焼いてるふたり』再現企画の第1回として、慶太のスペアリブを作ってみました。

玉ねぎ・りんご・何も入れない3パターンの食べ比べ。結果は、3種類とも食感には大きな差がありませんでした。

何も入れなくても十分柔らかかったのは、今回一番意外だったポイントです。なので、「柔らかくするため」というより、「好みの味にするため」に加えるというのが、今回の自分なりの結論です。

ただ……。

やっぱり一番やりたかったのは、庭で七輪を囲んでスペアリブを焼くこと。

今回は残念ながらできませんでしたが、『焼いてるふたり』の料理を再現する企画はまだ始まったばかり。

次回こそは、天気に恵まれて七輪で焼きたいところです。

ごちそうさまでした!

レシピ振り返り(4人前)

* スペアリブ……8本
* 焼肉のタレ……大さじ5
* ケチャップ……大さじ1
* ニンニクチューブ……お好みで
* 塩・こしょう……適量
* りんご or 玉ねぎ……お好みでどちらか半分

作り方

① 玉ねぎまたはりんごをそれぞれすりおろす(なくてもOK)

② スペアリブの骨側筋膜に一筋切れ込みをいれる

③ スペアリブと材料をジップロックに入れて、冷蔵庫で一晩寝かせる

④ 七輪でじっくり焼く

⑤ 美味しく食べる!

※今回は記録的大雨のため七輪で焼けず、フライパン+ノンフライヤーで調理しました。

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